不安・不満・怒り・怖れを潜在意識に溜めこまない

「なんでこんなこと私がしなければいけないの?」「最近すごくムリを続けているので疲れた」「今回の案件キツイなあ」など「陰の感情」がときどきメンバーの心の中に起きますが、仕事においてはそんな個人的な感情を表にだしてはいけないと思われていますから、ひとりで悶々とし続けます。

そうすると、そういう感情のきっかけとなったことや人に対して怒りが生まれます。

抱え込んだ怒りが、がまんしているうちに消えればいいのですが、残念なことに潜在意識の中に貯蔵されてしまいます。

そして、その潜在意識君の働きで、人に対する態度や言動にトゲをつけてしまうのです。

こうして、目に見えないところで「関係の質」の悪化が進行するのです。

「関係の質」がより高いレベルになるために、大切なことは、不安や不満そして怒り、怖れという「陰の感情」を吸い取ってあげることができるかどうかです。

そのためには「分かってあげる」「分かってもらえる」必要があるのです。

「共感」の大切さはよく言われていますが、すべての関係の根本中の根本と言えるほど実際に必要不可欠なものなのです。

陰の感情をところ構わず出していい、と言っているのではありません。

隣にいる人、一緒に仕事をしている人の感情の動きを察知してあげてほしいということなのです。

そして、ひとこと「今のあなたの気持ちは、私も経験があるから分かるよ」と言ってあげること、感情の主人公から離れて客観的に見られるように視点を変えさせてあげることが大事なのです。

「その仕事、あなたがやってくれるから私や他の人が助かってるんだよ」という声を掛けてあげてほしいのです。

陰と向き合うということは、ことさら特別なことをやることではありません。

みなさんも自分が怖れをいだいているようなとき、そっと「怖れるのは当然だから気にしなくていいよ。

たとえ失敗したっていいじゃないか」という内容の話しを、丁寧に寄り添うように話してくれたらどんなに心が和らぐか、お分かりいただけるのではないでしょうか。