関係の質を高める

「関係の質」を高めるために、想像以上に効果のあがる方法があります。

それは、メンバーの「陰」と向き合ってあげることです。

東洋には「陰・陽」という見方があり、それはとても示唆に富んだものだと私は感じています。「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる」という考え方で、「陽」が良くて、「陰」が悪い、と分けるのではなく、両方が必然的なものだと考えるのですが、それを表したものとして、みなさんも一度は目にしたことがあると思われる「陰陽大局図」があります。

アメリカで立ち上がった「ポジティブ心理学」でも、

「ポジティブは、独立したものではなく、ネガティブな状態や感情をくぐってから、ポジティブな状態と感情をもつようになることが多い」と述べており、プラス、マイナスの両極の存在価値を説いています。

「陽」になるためには、「陰」を封じ込めるのではなく一旦解放してあげる必要があるのです。

「なんでこんなこと私がしなければいけないの?」「最近すごくムリを続けているので疲れた」「今回の案件キツイなあ」など「陰の感情」がときどきメンバーの心の中に起きますが、仕事においてはそんな個人的な感情を表にだしてはいけないと思われていますから、ひとりで悶々とし続けます。そうすると、そういう感情のきっかけとなったことや人に対して怒りが生まれます。
実は、そうして目に見えないところで「関係の質」を悪化させる原因が進行することが多々あるのです。